日経新聞、こんな読み方もアリじゃない?

「今時新聞なんか読まないよ。ニュースはネットで十分だし」そんな声をよく聞きますが、本当でしょうか?新聞は紙でなければダメなこともあります。毎日1記事、カスガ目線でご紹介していきます。

日経新聞、どこから読むか?

ブログ開設2日目になるが、今日のテーマは「どこから読むか?」

どこから読もうとそれぞれの勝手であるが、私流の読み方は「まず文化面から」だ。

文化面からとは、一番最後のページからという事ね。その後1面から順に読んでいる。

 

文化面を読む際、「連載小説」⇒「私の履歴書」⇒「文化」⇒「右上の連載」という読み方をする事が多い。

ただたまに「私の履歴書」があまりにつまらない場合、その月は履歴書は飛ばす。

幸い今月のセブン銀行顧問はずっと読んだし、明日から(1日からスタート)のすかいらーく創業者横川氏は非常に楽しみだ。

 

最初に読む連載小説だが、今は林真理子女史のプチエロ小説。先週まで盛り上がって明後日で終わりだが、中年男の恋愛いろいろを面白く書いていた。

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代々の連載小説では特に「韃靼の馬」と「等伯」が好きだったが、いずれもクオリティーが高いので読み応えあった。

また以前は「困った時の渡辺潤一」という話があって、部数を伸ばすのに役立ったという。「失楽園」や「愛の流刑地」連載時には、普段新聞など読んでなさそうなOLまで読んでいる姿がみられたものだ。エロの力は強い。

 

私の履歴書」だが、功成り名を遂げた方が執筆するのだが、傾向として大企業のサラリーマン社長や学者の話は面白くない傾向がある。

逆に創業社長、芸人、スポーツ選手、芸能人はたいてい興味を惹かれる。

最近では江夏豊氏やジャパネット創業者高田氏の人生は、起伏あって面白かった。

 

そして何気に面白いのは「文化」の欄だ。

文化と一言で言っても、様々。リアルに玉虫の羽で厨子を作っている人とか、世界中のビールコースターを集めている人とか、バラエティーに富んでいるにも程がある。

「どこからこんな人の情報集めたのか」と言う位、経済とは全く関係ない、ある意味どうでもいい事に熱意を注いでいる具合が、潔くて痺れるのだ。どことなく「タモリ倶楽部」に通じる趣を感じる。

 

昨日若手ビジネスマンと「日経どこから読む」話をしたが、彼はオーソドックスに1面からだと言っていた。しかも日経電子版をスマホで読んでいるので、きっと文化欄等は読むことがないのだろう。もったいない話だ。

文化とは縁が無さそうな私が言うのもなんだが、日経新聞の価値の3分の一は文化面だと言っても過言ではない。

機会をみつけて何度か(面白さに当たりはずれがあるので)お読みになってみる事をお勧めする。